【2023年版】カカアコのコンドミニアム購入徹底ガイド！おすすめ8選と運用方法を解説

注目の観光エリアとしても名前があがるカカアコですが、実は最新の高級コンドミニアムが立ち並ぶ新しい街へと生まれ変わっている最中で、不動産業界においても注目されています。

カカアコのコンドミニアムとはどんな物件なのか、現在進んでいる再開発プロジェクトの概要と共に、ハワイ不動産の変遷を実際に見てきた弊社編集部がご紹介します。

今ハワイで注目が集まるカカアコ地区のコンドミニアムとは

コンドミニアムとは、日本でいうマンションと同じで分譲集合住宅のことです。

1970年代からワイキキやアラモアナなどのホノルル中心地に多く建設されてきました。

それに対し、カカアコはかつてアラモアナ地区と省庁街・ビジネス街であるダウンタウンの間にある倉庫街でした。

しかし、現在はワードビレッジ（Ward Village）およびアワ・カカアコ（Our Kakaako）

と呼ばれる2つのプロジェクトが進行中で、新しい商業施設や新築のコンドミニアムも多く建設されています。

新築のコンドミニアムが少ないハワイでは、新築のコンドミニアムを手にいれるには最高のタイミングであり、そのコンドミニアムが多く集中しているのがこのカカアコ地区なのです。

ワードビレッジを中心としたカカアコのコンドミニアムの特徴

カカアコのコンドミニアムのほとんどが2010年代以降に竣工した築浅のコンドミニアムです。

その多くが多彩なアメニティとオーシャンビューの高級コンドミニアムとなっています。

カカアコは大きく2つのエリアに分かれており、アラモアナ側がアメリカ本土大手デベロッパーであるハワードヒューズが手掛けるワードビレッジ（Ward Village）という再開発プロジェクトで、ダウンタウン側がアワ・カカアコ（Our Kakaako）というカメハメハスクール財団が土地を売却してそれぞれのデベロッパーが開発を進めるプロジェクトとなっています。

ワードビレッジは、東京ドーム5.5個分の土地にコンドミニアムといった住居物件以外にも、商業施設や公園なども含めた都市開発となってます。

全部で14棟のコンドミニアムが建設予定で、現在10棟目まで建設許可が降りており、6棟目まで竣工済みです。

他の新築コンドミニアムのプロジェクトが1棟ずつの個別のプロジェクトであるのに対し、ワードビレッジは土地全体での開発プロジェクトという大きな違いがあります。

これにより、個別でのプロジェクトだと他の土地にコンドミニアムが建つことにより景観が損なわれる可能性が出てきますが、ワードビレッジの場合それぞれのコンドミニアムで景観が崩れないよう計算されて計画されている点が大きな特徴です。

海沿いのアラモアナ通りに面した最初のブロックを1列目とし、そこから2列目、3列目とコンドミニアムが建設されていますが、建物同士が被らないように計画されており、海沿いの1列目を最高級ランクとして、コンドミニアムも3つのランク別となっています。

カカアコおすすめコンドミニアム5選

上記のワードビレッジとアワ・カカアコの物件も含め、ここからはおすすめのカカアコ地区のコンドミニアムを5つご紹介します。

1. ワイエア Waiea

2010年からスタートしたカカアコ再開発プロジェクトWard Villageにおいて、1番最初に竣工したコンドミニアムがワイエアです。このワイエアはWard Villageの中でも最高級ランクとされています。

アラモアナ通り沿いで目の前がアラモアナビーチパークのため、ホクア同様に景観が壊される心配がなく、素晴らしいオーシャンビューが楽しめます。特に景観がよい2種類の部屋に関しては、専用のエレベーターも設置されています。

通常の部屋タイプ（1bed/2bed/3bed）の他、タウンハウス（1ユニットで2階建てになっている）もあります。

アメニティーに関しては、先述のアナハと比べると種類数は少ないものの、プールは全面インフィニティプールとなっており、カバナなども多く落ち着いたホテル並みのデザインとなっています。

2. アナハ Anaha

再開発プロジェクトWard Villageで2つ目に竣工した高級コンドミニアムがアナハです。

ワードビレッジのプロジェクトで最初に竣工したワイエアと並び、美しい曲線でデザイン性の高い建物となっています。

通常の部屋タイプ（1bed/2bed/3bed）の他、スタジオ（ワンルーム）タイプ、タウンハウス（1ユニットで2階建てになっている）もあります。

アメニティーには、建物から半分突き出たプールにそれぞれ植物などで区切られてプライベート空間が保たれるBBQエリア、遊具にドッグラン、テニスコートにパターゴルフ場、サンドバレーができるエリアまであります。アメニティーの充実度はとても高いです。

3. コウラ Koula

Ward Village6番目に竣工した最新のコンドミニアムです。白い波打ったような外観が特徴的な建物で、1階は商業スペースとなっており、今年から来年にかけて、テナントが入居していく予定です。コンドミニアムの入口は2階にあり、8階がアメニティーフロア、9階から上がお部屋フロアとなります。

Ward Villageの高層コンドミニアムとしては珍しくラナイ（ベランダ）があり、素晴らしい眺望を楽しむことが出来ます。隣部屋とラナイは繋がっておらず独立しているため、周囲の目を気にせずプライベート空間が保たれます。

現在ごく少数の部屋が残っている他、先行販売購入者による売却がはじまっています。

4. ザ・コレクション The Collection

カメハメハスクール財団が進めるアワ・カカアコプロジェクトの一環として竣工したのがザ・コレクションです。観光客も足を伸ばすようになった商業施設SALT at Our Kakaakoと道路を挟んで隣の立地です。

高層階まであるタワー棟と、低層階までのロフト棟にわかれています。タワー棟の方のアメニティーはプールやBBQ、ジムの他、家族世帯向けに子供用のプレイエリアやプールも完備しています。

ロフト棟にはスタジオ（ワンルーム）タイプのお部屋の他、コンドミニアムに付随するのは珍しい3階建てのタウンハウス型の物件もあります。1階部分にはレストランなども入る商業スペースとなっています。

5. ケアウホウ・プレイス Keauhou Place

こちらもアワ・カカアコプロジェクトの一環で2番目に竣工したのがケアウホウ・プレイスです。こちらもタワー棟と低層階のロフト棟にわかれています。

ロフト棟にはタウンハウス型の物件の他、オフィス兼自宅としても利用できる物件もあり、ハワイでは珍しいタイプのユニットがあります。

1階部分は商業スペースとなっており、オーガニック食材スーパーとして有名なダウン・トゥ・アースが入っています。

また、このケアウホウ・プレイスの山側の敷地にモノレール計画HARTの駅が建設予定となっており、向かいには小学校も建設予定と、今後利便性が格段にあがる立地となります。

カカアコで今後建設予定の注目コンドミニアム3選

ここまではすでに竣工済みの物件をご紹介しました。

現在も開発が進んでいるカカアコ、今後建設予定で注目を集めているコンドミニアムを3つご紹介します。

1. ビクトリアプレイス Victoria Place

ワードビレッジ7棟目の高級コンドミニアムで、現在まさに建築が進んでいる物件です。アラモアナ通り沿いの最前列に位置し、最高級コンドミニアムと名高いワイエアの並びとなります。目の前にケワロ・ハーバーがあるため、視界が開けてたオーシャンビューの物件です。

ワードビレッジの物件は、基本的に1階は商業施設部分がありレストランなどが入っていますが、こちらのビクトリアプレイスは商業部分がなく、完全に入居者だけの空間となっています。

今年中に竣工予定となっており、残念ながら人気だったため先行販売はすべて完売となっています。購入希望の場合、ごく稀に発生するキャンセルによる空き物件や、購入者による売却を待つしかありません。

2. カラエ Kalae

ワードビレッジ10棟目の、ワードビレッジの中でも最上級クラスのラグジュアリーコンドミニアムです。

アラモアナ通りに面しており、道路の向かい側がワードビレッジ自身が運営するケワロ・ハーバーのため、今後も目の前に建物が立つ心配はなく、海が見えるお部屋のオーシャンビューが保証されている物件です。

本物件は先行販売時から人気となっており、先行販売開始3,4日で半数以上のお部屋が売れた物件です。ダイヤモンドヘッドが見える側のお部屋はほぼ完売、反対側のお部屋も半数以上が売約済みのため、購入希望の場合は弊社のようにハワード・ヒューズとコネクションのある不動産会社に早急に進める必要があります。

3. アリアワイキキ Alia Waikiki

アワ・カカアコのプロジェクトの中で、パークレーンを手がけた小林グループが新たに計画している高級コンドミニアムがアリアワイキキです。現在カカアコファーマーズマーケットが開かれる敷地の隣で、アラモアナ通り沿いに建設予定です。

このコンドミニアムはこれまでのどの高級コンドミニアムよりもアメニティーが充実しており、子供も入れるものと大人用とでプールが2つ、バスケットボール場にボーリング場、カラオケルームなど、これまでになかったアメニティーが含まれています。

本物件も先行販売中となりますので、購入を検討中の場合は早急にお部屋の確保をすることが必要です。

カカアコのコンドミニアムの運用方法

カカアコの新築・築浅のコンドミニアムをご紹介しました。

このようなコンドミニアムを購入した場合、どのような運用方法があるのかをご紹介します。

1. セカンドハウス・別荘

カカアコ地区のコンドミニアムは、これまで紹介した通りアメニティの揃った最新設備の高級コンドミニアムであるため、人気が高いです。

このような理由から、キャピタルゲイン狙いの運用が主流となっています。つまり、セカンドハウスや別荘として、自身がハワイに来た時にだけ利用し、そのまま保有しておく方が多いのです。新築人気物件の場合、最初のオリジナル販売価格から10％以上値上げされて転売できることもあります。

2. 長期賃貸

キャピタルゲインを狙う間、運用方法のひとつとして在住者に長期賃貸として貸し出すことも可能です。新築やアメニティが揃っている点などから、他エリアや中古コンドミニアムより比較的高い家賃収入を得られやすいですが、HOA（管理費・共益費）などもその分高いため、インカムゲインを狙うことは難しいです。

ローン返済などの経費を収入で補填する形を考えるならこの運用も行いやすいです。ちなみにカカアコ地区は、昨今観光地としても人気が出てきていますが、観光客向けのバケーションレンタルでの運用は出来ない物件が多いです。

カカアコの新築コンドミニアムの購入方法

日本の新築マンションの購入と同様に、新築コンドミニアムをオリジナル価格で購入する場合、デベロッパーに購入申し込みをする形となります。

ハワードヒューズに関しては、先行販売に段階が設けられています。

つまり、VIP・ハワイ在住者・投資家といった区別により、先行販売の優先時期が設けられているため、いい部屋ほど先に売れてしまう傾向があります。

弊社のようにハワードヒューズとコネクションがある不動産会社に購入を依頼しないと、高層階のオーシャンビューの部屋などは購入出来ないことがあります。

もし新築コンドミニアムを購入したいのであれば、現地のコネクションのある不動産会社を選ぶことが重要です。

カカアコのコンドミニアムの価格・相場感

カカアコのコンドミニアムの価格は、それぞれのコンドミニアムのラグジュアリーランク、お部屋からの景観の良し悪しや広さなどによって千差万別です。

アメリカでは2ベッドルームタイプのお部屋が1番需要が高いので、今回ご紹介したワードビレッジとアワ・カカアコエリアにおける2ベッドルームタイプのコンドミニアムの成約中央価格の推移を参考までに掲載します。

新築コンドミニアムは竣工後、価格がオリジナル価格からさらに上昇する傾向もあり、過去3年間でもゆるやかな価格上昇が見受けられます。平均して$1,000,000前後です。

購入希望コンドミニアムにおける、最近売却されたユニットの成約価格を参考にするのが良いかと思います。

まとめ

観光地としても、不動産業界においても注目が集まるカカアコ地区のコンドミニアムをご紹介しました。

これから竣工予定の新築コンドミニアムに関しては、先行販売でさえ応募が殺到するので、もしご購入をお考えの場合はいち早く準備を整えることが重要です。

弊社ではワードビレッジをてがけるハワードヒューズとのコネクションがありますので、もしご購入を検討されている場合はお気軽にご相談ください。

また、現在すぐに購入をする予定ではない方も、2030年まではカカアコの再開発は続く予定ですので、最新情報をチェックすることをおすすめします。