電気料金の値上げ

2022.03.16

ハワイニュース

ハワイアン・エレクトリックは、原油価格の高騰により、顧客に今後数カ月間の電力料金の値上げが予想されることを発表しました。

ハワイも例に漏れず、原油価格の高騰とロシアとウクライナの紛争の影響を受けています。

同社は、オアフ島で10％、マウイ島とハワイ島で20％の値上げを見込んでいるとのことです。

ハワイアン・エレクトリック社は、「安定するまでしばらくかかるかもしれないので、節約したいのであれば、電気の使用を控える方法がある」と話しています。同社のコミュニケーション・スペシャリストであるAlan Yonan氏は、「世界の石油市場は非常に不安定であることは、皆さんもよくご存知のとおりです。石油市場というのは地政学的な影響に左右されます。しかし、我々は、原油価格が夏には安定することを期待しています"」と述べました。

一方、カウアイ島は2～10％のみの上昇を見込んでいます。

オアフ島やマウイ島、ハワイ島と値上げの上昇率が異なっています。

カウアイ島は、KIUC（カウアイ島電力協同組合）は約70％が再生可能エネルギーを利用しており、ハワイアン・エレクトリックが提供している電気の割合は約38％にとどまっています。

KIUCのコミュニケーション・マネージャーであるBeth Tokioka氏は、「現在、原油価格の高騰が予想される中、固定価格買取制度で再生可能エネルギーを増やすことは、長期的に料金を安定させることにつながります」と述べています。

なお、KIUCは2025年末までに再生可能エネルギーの割合を90%に近づけるとしています。

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