ハワイの観光客数はコロナ前の水準を下回っているが、消費額は増加

2022.10.05

ハワイニュース

ハワイへの訪問者数は8月、2019年8月のコロナ流行前と比較して減少したものの、消費額は増加しました。

州ビジネス・経済開発・観光局とハワイ州観光局が木曜日に発表した最新データによると、8月にハワイ諸島に到着した観光客は約82万9700人でした。これは、92万6400人以上の訪問者が到着した2019年8月と比べると10％減で、ここ数カ月の推移よりもコロナ前の数値との差が開いています。

しかし、72万3000人の訪問者が到着した昨年8月と比較すると、15％の増加を記録しています。

パンデミック中からの傾向を引き継ぎ、8月の訪問者の大半は国内市場からのもので、2019年の水準を上回る増加を続けている。米国西部からの入国者は11％増の46万6800人、米国東部からの入国者は9％増の21万7200人でした。米国からの入国者数は合計で10％急増しています。

ただし、ハワイが過去最高の国内旅行者数を記録した昨年8月と比較すると、米国からの総入国者数は1.3％減となりました。

海外市場を見ると、先月は日本から2万8400人近くが到着し、日本からの訪問者が16万700人を超えた2019年8月と比べると82％減となりました。カナダからの訪問者数はコロナ前の水準に近づき、8月には約2万7500人が到着し、2019年8月からわずか4％減となっています。

その他の国際市場はすべて23％減の8万9800人でした。

国際市場の需要はまだコロナ以前のレベルを下回っていますが、回復しつつあります。昨年8月と比較すると、日本からの訪問者数は先月1,000％増加し、カナダとその他のすべての国際市場からの訪問者は、いずれも300％以上の急増を記録しました。

先月の訪問者消費額は17億1000万ドルで、15億ドルを消費した2019年8月から14％増加しました。昨年8月と比較すると、当月の支出は25％増を記録しています。

訪問者の到着を反映して、総支出の大部分は国内市場からのものであり、米国の支出は月間で13億7000万ドルに達し、2019年8月から43％増、昨年8月から6％増となりました。米国西部からの支出は8億6470万ドルで、2019年8月より49％増加しました。米国東部からの支出は、34％増の5億730万ドルです。

カナダからの支出も先月は2019年8月に比べてわずかに伸び、7％増の6,140万ドルとなりました。

しかし、日本からの支出は78％減の5300万ドル、その他すべての海外市場からの支出は10％減の2億2420万ドルでした。しかし、昨年8月と比較すると、海外からの観光客による支出は大幅な増加を示しています。

「2025年のハワイは、海外からの観光客が戻ってくることで、完全に回復するペースにある。」DBEDTのディレクターであるMike McCartney氏は、声明の中で次のように述べています。「需要が緩和され、旅行パターンが落ち着くと、私たちが望むタイプの訪問者のために競争しなければなりません。デスティネーションを改善し、世界の出来事を観察しながら、世界が旅行者に開放されたときに他のデスティネーションと競争できるように、柔軟に計画を調整しなければならない」。

8月のどの日でも、ハワイの訪問者は24万2700人近く、1日の平均国勢調査が25万2900人だった2019年8月に比べ、4％減少しています。

オアフ島は、約45万7,500人の月間最多の訪問者数を記録しました。しかし、それも主要4島から見られる2019年の数値から最も急激な減少を示し、20％減となっています。

マウイ島とハワイ島は、それぞれわずか3％減と6.5％減で、2019年と比較して到着者数が小さく落ち込んだと報告されました。一方、カウアイ島への訪問者はほぼ横ばいです。

先月の訪問者支出は全島で増加し、カウアイ島とハワイ島は主要4島の中で最大の増加率を記録し、ともに20％増となりました。

これまで、2022年中にハワイに到着した訪問者は約620万人で、約710万人が到着した2019年の同時期と比べると13％減少しています。

年間累計の支出は、2019年の同時期に比べ7％増加し、最初の8カ月間で約129億ドルに達しました。

McCartney氏によると、DBEDTは通年で合計920万人の訪問者を予測しており、この予測は「2019年から88.5％回復し、22億ドルの州税収入を生み出し、19万5000の雇用を支える」と指摘した。

「2025年には、コミュニティと企業のニーズをバランスよく満たす、管理されたビジター産業の復活を確信しています。」と付け加えました。