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昨年12月訪問者による支出額が大きく改善

昨年12月訪問者による支出額が大きく改善

ビジネス・経済開発・観光省、ハワイ州観光局が発表したデータによると、2021年12月、訪問者による支出がパンデミック前の水準に近づいたとのことです。

 

最新の月次訪問者統計によると、2021年12月の総訪問者による支出の合計は約16億6000万ドルで、17億5000万ドルに達した2019年12月に比べ、わずか5.5%の減少にとどまりました。

 

訪問者数に関してはコロナによるパンデミック前の水準から乖離しており、12月中にハワイに到着した訪問者は合計753,670人で、952,441人だった2019年12月から21%減となっていました。

 

パンデミック中ずっとこの傾向が続いていますが、国内からの到着者が先月の訪問者の大半も占めました。国内からの到着者は、パンデミック前の水準を上回り、2019年12月より、7%増で米国西部から44万7100人、6%増で米国東部から22万8800人など、米国から67万5900人以上の訪問者が到着しました。

 

日本からの入国者は4,500人未満で、2019年比97%減となっています。その一方で、その他の海外からの入国者数は、依然として低いものの、ここ数カ月で改善が見られました。カナダからは約3万7000人が到着し、2019年から42.5%減、その他すべての海外市場からは3万6000人以上が到着し、66%減となりました。

その他の国に関しては、日本ほど出入国の規定が厳しくないため、このような結果が出たと推測されます。

 

2021年12月の国内からの訪問者による支出は、2019年の水準を大幅に上回り合計15億ドルで、2019年から24%増加しました。西部からの訪問者による支出は8億7500万ドルで、2019年12月から25%急増しています。米国東部からの訪問者による支出は、22%増の5億9500万ドルでした。これらの増加の一因は、2019年よりも9%増加した1日あたりの平均訪問者による支出の増加、および10%増加した平均滞在時間の延長にあります。

 

国外市場からの入国者数が伸び悩む中、消費額も伸び悩みました。日本からの訪問者による支出は、2019年比93%減の1450万ドル。カナダからの支出は25%減の9760万ドル、その他すべての海外市場からの総支出は67%減の7400万ドルでした。

 

「2021年12月の米国訪問者数は、2019年の水準と比較して8カ月連続で同月を上回り、国際数は77,748人で2020年3月以来の高水準となった。しかしながら、12月、ハワイで初めてオミクロンという新たな変異株が検出され、そして全米に急速に広がっていきました。この変異株の出現により、2022年の第1四半期まで続くと思われていた到着者数の伸びには減速が発生しました。」とDBEDTディレクターのマイク・マッカートニー氏は声明で述べています。

 

12月のどの日でも、ハワイの1日あたりの来訪者数は約247,700人で、1日の平均センサスが約284,900人だった2019年比で13%減少しています。

 

各島の中ではオアフ島が最も多く、39万1,500人以上の来訪者数を記録しています。ただし、この数字も2019年12月の水準から30%減少しており、オアフ島はパンデミック前と比較して到着者数が2番目に減少した島となりました。2019年から45%減となる3,400人未満の来訪者数を記録したモロカイ島に次ぐものでした。主要4島のうち、カウアイ島は月間訪問者数が最も少なく、18%減の101,400人でした。

 

各島の来訪者による支出については、オアフ島が月間7億1300万ドルと最も高い数字を記録し、2019年の水準を8%下回ったのみとなりました。他の主要な島々では損失はさらに少なく、マウイ島とハワイ島は2019年12月と比較してわずか2%の減少、カウアイ島は3%の減少です。

 

 

12月は好調だったものの、ハワイ観光の記録的な年となった2019年と比較すると、やはり損失が明確になっています。2019年、ハワイ諸島への訪問者数は過去最多の1040万人で、消費額は177億ドルでした。

 

2021年通年では、総支出は2019年から27%近く減少し、130億ドル未満となりました。ハワイへの訪問者数は35%減の約680万人でした。

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