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人間以外も住みやすいハワイ

人間以外も住みやすいハワイ

2022.06.20

先日、ハワイに住むメリットは意識しなくても自然と触れ合って生活していくこととお話しましたが、その自然界でもやはりハワイは生きやすい環境が揃っているんだと思います。

大海の孤島であるハワイでは、ハワイ特有の固有種が多いと思われていますが、実は人間によって持ち込まれた生き物や植物が沢山野生に帰って生息しています。

 

その昔、ハワイ王国の王族がインドからペットとして持ち込んだと言われる孔雀。現在でも野生の孔雀がオアフ島にたくさん生息しているのをご存知でしょうか?

ハワイ王国最後のプリンセス『プリンセス・カイウラニ』が孔雀を可愛がっていたのは有名なお話で、彼女が住んでいた邸宅の跡地に出来たホテル『シェラトン・プリンセス・カイウラニ』から、アラワイ運河に向かいクヒオ通りに出たところには、孔雀と戯れる彼女の銅像が立っています。

 

現在でも、オアフ島西側の山奥や東側のビーチ沿いの林の中に野生の孔雀はたくさん生息していて、たまに出くわすとその堂々とした姿に驚きます。

 

また、昔からのハワイの風土料理の代表とされている豚の丸焼き『イム』。ルアウショーの一環として、観光客に振る舞われる機会があります。この豚もまた、古代のハワイ人がハワイに持ち帰ったものです。現在ハワイのあちこちで野生の豚は元気よく生息していて、自然体系を脅かす困った存在とし、今では少し厄介者扱いをされています。以前、コンビニエンスストアの駐車場で豚に遭遇したことかあり、腰を抜かしそうなほど驚いた経験がありますが、食べ物を求めて住宅街にも出てくる事を考えれば、それも仕方ないことなのかも知れません。

 

ある日、夜景で有名なタンタラスの丘に綺麗な夜景を眺めに行ったのですが、山奥を車で走っていたら、突然道路をウサギが横切りました。ほんの一瞬でしたが間違いなくウサギでした。ウサギもまた、外から持ち込まれたもので繁殖力が強い動物ですので、生息数の拡大が心配されている動物のひとつだそうです。

 

どこの行政でも頭を悩ませている問題ではあると思いますが、実は野良猫が多いハワイの地域もたくさんあります。ある大型スーパーの駐車場で「あら?のら猫?」と思い、ちょっと追いかけてみたら、その先に、野良猫のグループを見つけた事もあります。

 

もちろん、これらの私の体験は、オアフ島でも中心地であるワイキキなどから少し離れたところでの話。とはいえ、日本の田舎と同じように動物に遭遇出来てしまいます。

(日本ではあまり見かけないけれど、ワイキキで遭遇できる動物の代表はニワトリですね。ワイキキビーチを我が物顔で闊歩する彼らも野生動物です。)

 

ハワイは、動物にとっても楽園で、野生の動物が生き延びられる環境が整っていると言う事でしょうか。

 

もっとも、ハワイを代表するお花として有名な『ハイビスカス』や『プルメリア』も、例に漏れず人間が持ち込んた植物です。この地で年月を重ね、力強く生息して、まるでそこで生を得たように育っていく。ハワイ移住が快適なのは、動物も植物も同じなようです。

 

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