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ハワイ州民の54%が、観光は問題よりも利益をもたらすと回答

ハワイ州民の54%が、観光は問題よりも利益をもたらすと回答

ハワイ州ビジネス・経済開発・観光局による最新の住民意識調査によると、ハワイ住民の54%が「観光は問題よりも利益をもたらしている」と感じていることが明らかになりました。

これは、1988年の調査開始以来、観光が問題よりも利益をもたらしていると感じる住民の割合が過去最低だった2021年秋に実施された前回の調査の49%からわずかに改善されたものです。また、この質問については、近年で初めて上昇に転じています。

また、観光がもたらす問題点として、「過密」「環境破壊」「生活費の高騰」「交通渋滞」などが上位に挙げられており、「観光がもたらす恩恵よりも問題が多い」と回答した住民の割合は、1988年の調査開始以来、過去最低となりました。

この調査は、Omnitrak Group, Inc.が5月7日から7月30日まで実施したもので、州内の約2,000人からの回答をもとにしています。

調査では、州内の回答者の75%が、観光はそれに伴う問題に見合うだけの価値があると信じていることもわかりました。この考えに対する支持は、オアフ島とハワイ島の回答者で最も高く、それぞれ77%となっています。

自分や家族にとって「観光が『ほぼプラス』になっている」と感じている回答者は36%にとどまり、この割合は2021年秋の調査から変わっていません。また、自分の島が「地元の人々を犠牲にして観光客のために運営されている」と感じている人は67%で、秋の調査から1%減とわずかに改善されただけでした。

また、今回の調査では、観光経営への取り組みに対する意識・実感を尋ねました。ハワイ州観光局の「デスティネーション・マネジメント・アクション・プラン」を含むマネジメントの取り組みに対する認知度は低く、「デスティネーション・マネジメントという概念を聞いたことがある」と答えた人は27%、「DMAPs」を知っていると答えた人は24%にとどまりました。

既存の取り組みに対する認知度は低いものの、調査対象となった住民はツーリズムマネジメントを強く支持していることがわかっています。91%が "観光客や住民が島と互いにマアラマするよう教育する"ことが重要だと答え、70%が "観光客がハワイ滞在中にボランティアやお返しをするよう奨励する"ことが重要だと答えています。

また、観光客の宿泊施設に関する問題については、77%が「観光をよりよく管理するために、州が違法なバケーションレンタルを排除することが重要だと思う」と答え、66%が「自分の島にホテル、コンド、タイムシェアが追加で建設されることを望まない」と回答しました。

その他の管理戦略としては、回答者の73%が州立公園やトレイルへのアクセスに課金することを支持し、59%が特定の場所での居住者限定日を指定することを支持しました。

また、「ハワイの自然環境や文化資源を守るために、観光客に教育する必要がある」という意見にも92%と大多数が賛成しています。

 

詳細なデータはこちら

 

出典:Pacific Business News

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