9月のハワイ旅行者数はコロナ前水準に依然近づく

2022.10.28

ハワイニュース

ハワイへの月間訪問者数は、ほぼコロナ前の水準に戻っています。

ハワイ州ビジネス・経済開発・観光局とハワイ州観光局が木曜日に発表した最新データによると、先月9月は合計70万3,270人の訪問者がハワイ諸島に到着しました。この数字は、73万6,155人の訪問者が到着した2019年9月のコロナ前の水準から95.5％回復したことになると指摘しています。

50万4,600人未満の訪問者がハワイに到着した昨年9月と比較すると、39％の増加を記録しています。

パンデミック中から続き、国内到着者数は先月も好調を維持し、引き続き2019年のレベルを超えています。それによると、9月の国内からの訪問者は56万6,100人で、2019年の同月から29%も急増しました。その内訳は、米国西部からの到着が39万5,100人、米国東部からの到着が17万1,000人でした。

ここ数ヶ月、海外旅行も回復し始めており、9月にはカナダからの到着者数が2万100人と、2019年同月からわずか4％減と、コロナ前の水準に近づいています。

先月の日本からの来訪者は約2万4100人で、14万3900人以上が来訪した2019年9月から83％減少していますが、年初に比べれば改善されたことになります。その他すべての海外市場からの先月の到着者数は約8万600人で、2019年9月から29%減少しています。

到着者数がコロナ前の水準に近づくと同時に、訪問者支出に関しては上回りました。

同月の訪問者支出は約14億8000万ドルで、2019年9月の12億5000万ドルから18.5％増加しました。

訪問者支出が約10億5000万ドルだった昨年9月と比較すると、41％増を記録しています。

訪問者の到着傾向を反映して、支出の大部分は国内市場からのものであり、米国が総支出の12億ドルを占め、2019年9月から59%急増しました。米国西部からの支出は7億7980万ドルで、2019年9月から67％増加し、米国東部からの支出は4億2310万ドルで46.5％急増です。

カナダからの支出も2019年に比べて増加し、17％増の4750万ドルとなっています。

一方、日本からの支出は78％減、その他すべての海外市場からの支出は27％減と減少したままです。

9月のどの日においても、ハワイへの訪問者の平均センサスは約20万8,600人で、1日の平均センサスが約20万6,200人だった2019年9月に比べ1％増加しました。総来訪者数は依然として2019年の水準をわずかに下回っていますが、1日平均センサスが高くなったのは、平均滞在日数が2019年の8.4日から先月の8.9日へと6％増加したことに起因していると思われます。

島別に見ると、オアフ島は月間38万5,500人と最も多くの訪問者を記録しました。

しかし、オアフ島は最も訪問者数が多かったものの、主要4島の中で唯一、2019年と比較して訪問者数が減少していることも分かりました。オアフ島への入国者数は、45万8600人に迫った2019年9月と比較して16％減となった。

マウイ島、カウアイ島、ハワイ島は、いずれも2019年9月と比較して訪問者数が増加しました。マウイ島は同月に4％増の21万8500人近く、カウアイ島は12.5％増の10万5100人、ハワイ島は5％増の11万8100人の訪問者を記録した。

一方、モロカイ島とラナイ島は、それぞれ37.5％、5％の訪問者数減となった。

また、全島で2019年9月と比較して訪問者支出が増加し、ハワイ島は32％と最大の増加率を記録した。

累計の到着者数は約690万人で、780万人以上だった2019年同期と比較すると12％減少しました。

年初来の9カ月間の支出は約143億5000万ドルで、訪問者支出が133億ドルだった2019年同期から8％増加しています。

出典：Pacific Business News

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