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2021年ハワイ渡航者の速報値

2021年ハワイ渡航者の速報値

1月下旬、ハワイ州産業経済開発環境局(DBEDT)による2021年のハワイ渡航者に関するデータの速報値が発表されました。

 

2021年全体で、合計677万7498人の渡航者がハワイに到着し、2020年の訪問者数270万8258人の2倍以上となりました。

ただし、コロナによるパンデミック前の2019年の訪問者数は1038万6673人だったため、比較すると34.7%の減少となっています。

 

2021年全体の観光客消費額は130億ドルで、最盛期であった2019年の177億ドルの支出と比較すると26.6%減少しています。

2021年の地域別の観光客消費額は、2019年と比較して米国西部は14.1%増の79.3億ドル、米国東部は8.3%減の42.9億ドル、カナダは78.0%減の2億3840万ドル、日本は96.3%減の8290万ドル、その他すべての国際市場は83.4%減の4億4750万ドルとなっています。国内旅行先としてのハワイはパンデミック前の数値に戻りつつありますが、引き続き海外からの観光客の減少による消費額の低迷が浮き彫りになりました。

 

2021年の訪問者の1日平均消費額は、2019年の1人当たり196ドルに対し、199ドル(+1.4%)に増加しました。米国西部が1人当たり10.9%増の194ドル、カナダが7.9%増の178ドルと、1日当たりの消費額が増えましたが、米国東部は0.6%減の211ドル、日本は9.4%減の219ドル、その他すべての国際市場が16.9%減の186ドルと、2019年と比較して消費額が減少しています。

 

2021年の訪問者の平均滞在日数は9.64日でした。2020年は10.58日、2019年は8.70日でした。

 

日本人の訪問者に焦点を当てた場合、2021年全体では、日本から2万4232人が来訪し、そのうち2万1820人が国際線、2412人が国内線で来訪しています。これに対し、日本からの来訪者は2020年が28万9137人、2019年は157万6205人だったため、パンデミック前と比較すると98.5%減となります。2021年の日本からの訪問者総消費額は8290万ドルで、2019年の22億5000万ドルから96.3%も減少しています。

2021年の訪問者の1日の消費額は1人あたり218ドルで、2019年の1人あたり242ドルから減少しています。宿泊費、ショッピング費、飲食費、娯楽・レクリエーション.費、交通費はいずれも2019年と比較して減少しました。

 

総じて、国内旅行先としてのハワイは人気を取り戻しつつあるのに対して、海外からの訪問者は依然としてパンデミック前と比べるとかなり少ないままとなっています。現在ハワイへの入国には、直行便であればワクチン接種証明と陰性証明の提示のみで、自主隔離期間などは設けられていません。そのため、ハワイに訪れる上では大きな障害はないですが、帰国時の日本での隔離期間がハワイへの渡航を足踏みさせているようです。現在、14日間だった自主隔離期間も7日間に短縮し、ホテルでの隔離期間も6日から3日に短縮されました。

このまま様々なハードルが下がり、今年こそまた気軽にハワイに来られる状況に戻ることを期待しています。

 

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